最近暑い
ペルチェ素子を使って、小型の冷蔵庫を作ります。
準備
材料を用意
・冷却モジュール: ペルチェ素子 ×2
・筐体: スタイロフォーム
・電源: 500W(デスクトップPC用を流用)
・ファン:12V×2
・取手
・蝶番
・断熱テープ
・サーモスタット
・ジャンパー線+ビニル線
・その他はんだ,ベニヤ板,ビスなど
断熱材について
youtubeなどには発泡スチロールを使った例が多くありましたが、少し安っぽいので、スタイルフォームを使います。
サーモスタットについて
過冷却を防ぎます。ペルチェ素子と直列に繋いで、5℃以下になったらスイッチがオフになるように設定します。 Amazon.co.jp: Ren He DC 12Vサーモスタットサーモスタット温度熱センサスイッチ-50~110℃ 3個 : 産業・研究開発用品
電源について
500Wのデスクトップ用が余ってたので、これを使います。 久しぶりに出してきたら埃まみれになってた、、
この電源にATX24pinのブレイクアウトボードをつなげて、DC12Vピン8つを得ます。 ペルチェの素子必要電源が12V,その他サーモスタットとファンもそれぞれ12V必要なので、割とカツカツになりました。
今回ペルチェ素子の方は12V5A必要とあったので、かなり電気を食べてます。
製図
図面を引きます。1Lの紙のパックが4つ入るサイズにしました。横30cm×縦30cm×高さ35cmです。
少しでも冷却性能を上げるため、この後中蓋も設計しました。
制作
断熱材を切断+組み立て
切断
けがいて、切ります。カッターで切れるので楽ですね。
組み立て
切り終わったので、組み立てます。
接着はグルーガンでやってます。
取手+蝶番取り付け
取手と蝶番をつけて、開けやすくします。 直接スタイロフォールにビスは打てないので、適当に余ってたベニヤ板を切って、そこにビスを打って固定します。
はんだづけ+配線
はんだづけ
ビニル線の先5mmくらいの皮膜を剥がして、銅線を露出させ、露出した部分を捻り、そこにハンダを馴染ませて、太い一本の線にします。
配線
できたら繋げます。 ビニル線の色は適当です(黒と赤は切れた)。
とりあえずできた
↑内部のファンから冷気が出て、それで冷えます。
ちなみに銀色の部分は断熱テープです。
切断面の凹凸をカバーしています。
試運転します。
市販の冷蔵庫は10℃以下と決められているらしいので、10℃以下を目標にします。
冷え方は良い感じですが、ファンがうるさい、、
改善
とりあえずアマゾンで代わりのファンを買ってきました。
回転数が心配ですが、名前からして静音性はありそうです。
ファンを増設しました。
どうでしょう。
だいぶ静かになりました。完成です。
使ってみる
牛乳を冷やしてみます。
2,3時間放置したら良い感じに冷えました。
ミルクティーを作りました。
苦労して作った分格別でした!美味しかったです!
終わり!